配る前に「本当に開けるか」を確かめる
内容更新日:2026年9月18日 · Karuzip 開発チームの編集方針。実測日・画面の版は各記録に記載しています。
「開けない」と言われる原因の多くは、中身が壊れていることではありません。落とす途中で切れてサイズが足りない、分割した書庫の一部しか置いていない、この二つが大半です。どちらも配る前に自分の手元で見つけられます。
素材や作品を配る側の話です。受け取った書庫が開けないときの対処は「ZIP ファイルが開けない・解凍できない原因」をご覧ください。
配る側からは、壊れていても見た目で分からない
書庫は、中身が欠けていてもファイルとしては存在します。並んでいる一覧だけを見ても、最後まで書き込めたかどうかは判断できません。受け取った相手が開いた時点で初めて分かる、という順番になりがちです。
そこで、配る前に自分で一度開いて確かめます。手で開いて中を見るだけでも気づけますが、数が多いときは書庫の検査を使うほうが早く、見落としもありません。
配る前に見る三つのこと
1. 書庫の検査(中身の照合)を通す
Karuzip で書庫を開き、検査を実行します。中の一つ一つを取り出して、記録されている値と合うかを照らし合わせるので、途中で切れている書庫はここで分かります。解凍はしないので、作業用のフォルダーは散らかりません。
配るものが多いときは、フォルダーを指定してまとめて検査できます。正常・損壊・パスワードが要るもの、の三つに分けて数えるので、どれを作り直すべきかがその場で分かります。
2. 分割した書庫は、全部そろっているか
分割した書庫は、先頭の一つだけでは開けません。配る場所に置いたあと、番号の付いたファイルが最後まで並んでいるか、数と大きさを見ておきます。途中の一つが抜けていると、受け取った側では「壊れている」という見え方になります。
3. ファイル名は半角の英数字にしておく
書庫の中のファイル名は、作った側の文字の扱いと、開く側の文字の扱いが違うと、別の文字として表示されることがあります。配る相手の環境は選べないので、名前を半角の英数字にしておくと、この行き違いを減らせます。
受け取った書庫の名前が読めなくなる仕組みは「ZIP の文字化けはなぜ起きるのか」で説明しています。
作ったあと、そのまま検査まで進む
Karuzip には、書庫を作った直後に同じ書庫を検査するところまで一度に進む手順があります。作る、確かめる、を別々に覚えなくてよいので、配る直前の最後の確認として使えます。
検査で問題が見つかった場合は、元のファイルをそのまま残したうえで知らせます。作り直す材料が消えることはありません。
パスワードを付けるなら、何が隠れるかを知っておく
パスワードを付けても、ZIP では中のファイル名の一覧は隠れません。中身は読めませんが、どんな名前のものが入っているかは分かります。名前まで隠したい場合は 7z を選びます。
ただし 7z は、受け取る側にも対応するソフトが必要です。相手を選べない配布では ZIP のほうが開いてもらいやすく、相手が決まっている受け渡しでは 7z を選ぶ、という分け方になります。Karuzip では、パスワードを付けるときにどちらが選ばれているかを画面に出します。
パスワードそのものは、書庫と同じ場所には置かず、別の経路で伝えます。作る手順は「ZIP にパスワードを設定する方法」をご覧ください。
よくある質問
検査を通せば、相手の環境でも必ず開けますか
いいえ。検査で分かるのは、その書庫が最後まで正しく書けているかどうかです。相手の環境に対応するソフトが入っているか、分割した分を全部落としたか、という部分は別に確かめる必要があります。
解凍しないと確かめられませんか
解凍しなくても確かめられます。検査は中を取り出して照らし合わせますが、結果を書き出さないので、手元のフォルダーは元のままです。
配る場所に上げたあとでも確かめられますか
上げたものを自分で落とし直して、同じ検査を通すのが確実です。上げる途中で切れていた場合は、手元の書庫だけを見ても分かりません。
Karuzip は無料で使えます
広告も同梱ソフトもありません。書庫の検査は、解凍や圧縮と同じ画面から使えます。