Karuzip は安全?— 正規配布・検証方法・プライバシーの公式案内
「Karuzip は安全なの?」「ウイルスは入っていない?」——知らないフリーソフトをインストールする前に不安になるのは、むしろ健全な感覚です。このページでは、Karuzip の配布体制と安全性への取り組みを、開発者自身が包み隠さず説明します。あわせて、Karuzip に限らず使える「フリーソフトの安全な見分け方」も紹介します。
1. 正規の配布チャネルは 2 つだけです
Karuzip を配布しているのは、次の 2 か所のみです。
- 公式サイト: karuzip.com(本サイト)
- GitHub Releases: github.com/AAAAAnson/karuzip
それ以外のダウンロードサイトやまとめサイトで「Karuzip」として配布されているファイルは当方の管理外であり、改変されていないことを保証できません。入手は必ず上記 2 か所からお願いします。
2. SHA-256 ハッシュでファイルを検証する
Karuzip は各バージョンのインストーラの SHA-256 ハッシュ(ファイルの「指紋」にあたる値)を公開しています。ダウンロードしたファイルのハッシュが公開値と一致すれば、通信途中の破損や第三者による改変がないことを確認できます。
現行バージョン v1.0.3 のインストーラの SHA-256 は次のとおりです。
38ACECE6276C5C0530E7BC5095E2BD4B21AC2247AFE6320DCE10301BECFDE8FCPowerShell での確認手順
- インストーラ(Karuzip-Setup.exe)をダウンロードします。
- スタートボタンを右クリックし、「ターミナル」(または Windows PowerShell)を開きます。
- 次のコマンドを実行します(ファイルの保存先に合わせてパスを変更してください)。
Get-FileHash "$env:USERPROFILE\Downloads\Karuzip-Setup.exe" -Algorithm SHA256
表示された Hash 欄の値が上記の公開値と一致していれば検証は完了です(大文字・小文字の違いは無視してかまいません)。
3. SmartScreen の警告が出る理由(正直にお話しします)
Karuzip のインストーラを実行すると、「Windows によって PC が保護されました」という青い画面(Microsoft Defender SmartScreen)が表示される場合があります。理由は単純で、Karuzip のインストーラは現在コード署名(Authenticode)を行っていないためです。署名証明書の取得・維持は個人開発の無料ソフトにとって負担が大きく、現時点では未対応です。コード署名は今後の課題として検討を続けています。
この警告は「ウイルスを検出した」という意味ではなく、「発行元が未確認」という意味です。とはいえ、警告が出た以上「本物かどうか」はご自身で確かめられるのが確実です。上記の SHA-256 検証を済ませたうえで、次の手順で実行できます。SmartScreen という仕組みそのものの解説と安全な判断基準は「「WindowsによってPCが保護されました」とは?」にまとめています。
- 警告画面の「詳細情報」をクリックします。
- 表示された「実行」ボタンをクリックします。
4. プライバシーへの配慮 — 広告・テレメトリは一切なし
Karuzip は集めない・送らないことを方針としています。
- アプリ本体: 個人情報・利用状況の収集や送信は一切ありません。解凍・圧縮の処理はすべてお使いのパソコン内で完結します。広告表示・バンドルソフト・テレメトリもありません。
- エンジン: 圧縮・解凍エンジンには、長年広く使われてきたオープンソースの 7-Zip(LGPL)を同梱しています。帰属表示はアプリの About 画面に記載しています。
- 自動更新: 更新機能を内蔵しており、不具合修正版を速やかにお届けできます。
- 本サイト: アクセス集計は Cookie を使わない自前の簡易集計のみで、外部の解析サービスへのデータ送信はありません。
詳細はプライバシーポリシーをご覧ください。なお、パスワード付き ZIP の作成など機能面の解説は「Windows 11 でパスワード付き ZIP を作る方法」にまとめています。
5. 偽サイト事件に学ぶ — 解凍ソフトは正規サイトから
2026 年 1 月、IIJ(インターネットイニシアティブ)が、定番の圧縮・解凍ソフト「7-Zip」の偽の配布サイトについて注意喚起を行いました。偽サイトから入手したインストーラには不正なコンポーネントが含まれていたと報告されています。解凍ソフトはほぼすべての人が使う定番ジャンルだからこそ、偽サイトの標的になりやすいのです。
Karuzip に限らず、フリーソフトを入手するときは次の点を確認することをおすすめします。
- 配布元のドメインを確認する。検索結果や広告の上位に出るサイトが公式とは限りません。
- 開発元が正規チャネルとハッシュ値を明示しているかを見る。明示していないソフトより検証手段がある分、確認しやすくなります。
- 審査のあるライブラリサイトを活用する。たとえば窓の杜は、掲載前に複数のウイルス対策ソフトでチェックを行っています。
- 紛らわしい「ダウンロード」ボタン型の広告に注意する。本物のリンクの位置を確かめてからクリックしましょう。
なお、長年更新が止まったソフトを使い続けることにもリスクがあります。定番だった Lhaplus からの乗り換えを検討中の方は「Lhaplus の代わりを探している方へ」を、Windows 11 の標準機能で足りるか知りたい方は「Windows 11 標準の圧縮・解凍機能でできること/できないこと」をあわせてご覧ください。
6. よくある質問
Karuzip にウイルスは含まれていませんか?
本体に広告・バンドルソフト・テレメトリは一切含まれていません。正規配布は karuzip.com と GitHub のみで、SHA-256 ハッシュを公開しています。照合すれば改ざんの有無を確認できます。
SmartScreen の警告が出ました。実行して大丈夫ですか?
無署名のため表示されるもので、ウイルスの検出ではありません。正規サイトから入手し、ハッシュを照合したうえで「詳細情報」→「実行」で続行できます。
なぜコード署名をしていないのですか?
個人開発の完全無料ソフトのため、現時点では署名証明書を取得していません。今後の課題として検討中です。それまでは SHA-256 の公開で完全性を確認できるようにしています。
どこからダウンロードするのが安全ですか?
karuzip.com と GitHub(AAAAAnson/karuzip)の 2 か所だけが正規チャネルです。それ以外のサイトからの入手はおすすめしません。
利用状況などのデータは外部に送信されますか?
いいえ。処理はすべてパソコン内で完結し、本サイトの集計も Cookie なし・外部送信なしです。