LZH EXTRACT • WINDOWS GUIDE

WindowsでLZHファイルを解凍・開く方法

LZHは現行Windowsの標準対応一覧に含まれないため、対応する解凍ソフトが必要です。Karuzipなら.lzhのまま中身を一覧し、書庫テスト後に全体または必要な項目だけを解凍できます。

最終更新: 2026年8月1日 · 執筆・検証: Karuzip 開発チーム
確認環境: Windows 11(日本語)、Karuzip v1.3.0

先に結論

LZHは拡張子を変えず、対応ソフトで開きます。 Karuzipで一覧と書庫テストを確認し、全部必要なら「すべて解凍」、一部だけなら対象を選んで「選択した項目を解凍」を使います。元LZHは検証が終わるまで残します。

Windows標準でLZHを開けない時は形式対応を確認する

Microsoftの現行サポートページは、Windows 11 24H2の対応書庫としてZIP、RAR、7z、TARを挙げています。LZHはこの一覧にありません。そのため、エクスプローラーの「すべて展開」が出ない、ダブルクリックしてもアプリ選択になる場合は、まずLZH対応ソフトを使います。ファイル名を.zipへ変えても内部形式は変わりません。

LZHを開けない時の最初の判断
症状先に疑うこと次の操作
「すべて展開」がないWindows標準の対応形式ではないLZH対応ソフトで開く
アプリ選択画面になる.lzhの関連付けがないKaruzipから「中身を見る」で選ぶ
ZIPへ変更しても開けない名前だけ変わり内部はLZHのまま.lzhへ戻して対応ソフトを使う
対応ソフトでも一覧できない破損、未完了、別形式サイズ・SHA-256・書庫テストを確認
一覧できるが名前が読めない古い文字コードと現在の環境の差元書庫を残して文字コード設定を確認
KaruzipはWindowsへインストールして使うローカルアプリです。「インストール不要」やオンライン解凍を探す意図とは分けています。書庫を外部サイトへ送らず、PC内で処理したい場合に使います。

LZHとLHAは同じ系統の古い書庫名

LZHはLHA系の書庫で、拡張子 .lzh または .lha が使われます。書庫内の各項目には、元サイズ、格納後サイズ、日時、CRC、圧縮方式等の情報があります。圧縮方式は -lh0--lh5- 等の識別名で表されることがあります。

LZHで確認する書庫情報
項目意味判断上の注意
形式 LzhLHA/LZH系として認識された拡張子だけでなく内部判定も確認する
書庫サイズヘッダーを含むLZH全体の大きさ展開後サイズより大きい場合もある
展開後サイズ中のファイルを戻した時の合計必要な空き容量の目安にする
圧縮方式-lh0-、-lh5-等-lh0-は格納のみでデータ自体を縮めない
暗号化・コメント等取得できる場合だけ表示不明を「なし」と推測しない
書庫テスト項目とCRCを最後まで読めるかファイルの安全性までは分からない

7-Zipの公式対応表でもLZHは「展開のみ」の形式として掲載されています。古いLZHを読み出して必要なデータを救出する用途には向きますが、新しい共有書庫をLZHで作る理由は乏しいため、KaruzipもLZH作成には対応しません。

LZHを解凍する前に確認する7項目

  • 元LZHを上書きせず、検証が終わるまで残す
  • 入手元、受取日、ファイルサイズ、可能ならSHA-256を確認する
  • 同名ファイルと混ざらない空の出力フォルダーを用意する
  • 展開後サイズを見て、保存先の空き容量を確保する
  • 一覧で先頭・末尾の項目名と不自然なパスがないか確認する
  • 古い日本語名がある場合は、文字化けした名前で上書き保存しない
  • 入手元不明のEXE、BAT、CMD、JS、LNK等は解凍後も実行しない

メールや古い媒体から回収したLZHは、作成時期と入手経路が分からないことがあります。大切なデータなら、書庫そのものを先に複製し、解凍先も新しい空フォルダーにします。失敗時に元の書庫と既存データを巻き込まないためです。

KaruzipでLZHを解凍する4ステップ

  1. 1

    LZHをKaruzipで開く

    .lzhファイルをKaruzipへドラッグするか、「中身を見る」から選びます。Windowsの関連付けがなくても、アプリ内から選択できます。

  2. 2

    一覧と書庫情報を確認する

    項目名、サイズ、階層を見ます。「情報」で形式Lzh、書庫サイズ、展開後サイズ、圧縮方式を確認し、取得できない属性は不明のまま扱います。

  3. 3

    書庫テスト後に全体か一部を選ぶ

    書庫テストで最後まで読めるか確認します。全部必要なら「すべて解凍」、設定等だけなら対象行にチェックを入れて選択解凍します。

  4. 4

    出力件数と内容を照合する

    保存先を開き、想定した項目だけが出たか確認します。重要ファイルはサイズとSHA-256を元データまたは配布元の値と照合します。

Karuzipで自作LZHを開きINI、TXT、SVGの4ファイルを一覧した画面
自作した検証用LZHを.lzhのまま開いた画面です。config、docs、images、licenseのパスを持つ4ファイル、展開後792 Bが表示されました。

実測:-lh0-の自作LZHを一覧・情報・書庫テストで確認

第三者の古い書庫や実行ファイルを使わず、説明文、INI、SVG、NOTICEの4ファイルからLevel 0ヘッダーの検証用LZHを生成しました。各項目は -lh0- で格納し、CRC-16を記録しています。生成スクリプトもリポジトリに残し、同じ入力から構造を確認できるようにしました。

LZH実測結果
確認項目結果読み方
検証ファイルkaruzip-lzh-sample.lzh・951 bytes自作テキストとSVGだけを収録
一覧ファイル4・フォルダー0パスは各項目名に保持
展開後サイズ792 bytes収録4ファイルの合計
形式・圧縮方式Lzh・-lh0-格納のみでデータを圧縮しない方式
圧縮率100.0%圧縮済みデータ合計と元サイズが同じ
書庫テスト問題は見つかりませんでした4項目とCRCを最後まで確認
Karuzipの書庫情報でLZHを形式Lzh、書庫951 B、展開後792 B、方式-lh0-と表示した画面
「情報」では形式Lzh、書庫951 B、展開後792 B、圧縮済みデータ792 B、圧縮率100.0%、ファイル4、方式-lh0-と確認できました。
karuzip-lzh-sample.lzhの書庫テストで問題が見つからなかった結果
同じLZHを書庫テストし、「書庫に問題は見つかりませんでした」と表示されることを確認しました。

検証用LZHのSHA-256は 56DF77D8F56A6055783B2AC7466007D91191C27CEF7ECED1B1786097935805A8 です。別の読み取り実装でも4ファイル・元792 B・書庫951 B・方式-lh0-を確認しました。書庫テストはデータを読めることの確認で、入手元や内容の安全性を保証しません。

config/app.ini一件だけを選んで解凍する

一覧で config\app.ini だけにチェックを入れ、「選択した項目を解凍」を実行しました。出力先にはconfigフォルダーとapp.iniだけが作られ、readme.txt、icon.svg、NOTICE.txtは出力されませんでした。

KaruzipでLZH内のconfig app.iniだけを選択して解凍した画面
111 Bのconfig/app.iniを1件だけ選択した画面です。選択件数とサイズを確認してから必要な設定だけを解凍しました。
選択解凍したapp.iniの照合
照合項目結果判定
選択項目config\app.ini1件だけ選択
出力ファイル数1app.iniだけ
出力サイズ111 bytes元ファイルと一致
元ファイルSHA-25650BB0E77…572150比較元
出力SHA-25650BB0E77…572150完全一致
古いLZHから一部だけ救出する場合でも、元書庫は残してください。必要な項目を取り出せても、ほかの項目や書庫全体が不要と決まったわけではありません。

古いLZHで日本語ファイル名が文字化けする時

古いLZHは作成環境の文字コードを前提にしたファイル名を持つことがあります。現在のWindowsや別OSで開くと、日本語名だけが崩れ、本文データは読める場合があります。文字コードを自動判定だけに任せず、作成元のOS、年代、元のファイル名一覧が分かる資料を確認します。

文字化け時に残すもの・試すこと
確認理由避けること
元LZHの複製設定を変えて再試行できる文字化け名のまま元書庫を更新
作成元のOSと年代想定文字コードの手掛かりになる見た目だけでUTF-8等と断定
ファイル数とサイズ名前が読めなくても項目照合に使える同じサイズだけで同一内容と断定
SHA-256出力内容が変わっていないか確認できるファイル名の正しさまで保証すると考える
空の出力先既存の同名データを上書きしない重要フォルダーへ直接展開

Karuzipの文字コード選択で表示を切り替えられる場合は、一覧で名前を確認してから解凍します。どの候補でも正しい名前にならない時は、無理に一括改名せず、作成元やバックアップの一覧と照合します。

ローカル解凍、オンライン解凍、新規圧縮を混同しない

LZHを開く方法を探すと、インストール不要のWebサービスも見つかります。公開してよい小さい書庫なら選択肢になり得ますが、社内文書、個人情報、契約書、古いバックアップを外部サイトへ送る判断は別途必要です。Karuzipはアプリをインストールし、書庫をPC内で処理します。

LZHを扱う方法の境界
方法向く場面注意点
Karuzipでローカル解凍機密書庫、一覧、テスト、選択解凍Windowsへのインストールが必要
オンライン解凍アップロードが許可された非機密データ送信先、保存期間、利用規約、容量上限を確認
別OS向けアプリmacOSやスマートフォンでの解凍Windows版Karuzipの対象外
LZHを新規作成古い相手先仕様が明示された場合Karuzipは非対応。通常はZIP等を検討
LZHからZIPへ再圧縮今後の共有互換性を上げたい場合解凍後に内容と名前を確認して別書庫として作る

書庫テストとウイルススキャンは役割が違う

書庫テストは、LZH内の項目とCRCを最後まで読めるかを確認します。成功しても、EXEや文書が安全か、マクロやスクリプトが何をするかは分かりません。MicrosoftはWindows セキュリティで特定のファイルやフォルダーを右クリックし、Microsoft Defenderでスキャンできると案内しています。必要なら元書庫と解凍先の両方をスキャンします。

確認方法で分かること・分からないこと
確認分かること分からないこと
一覧表示項目名、サイズ、階層ファイル内容の安全性
書庫情報形式、合計サイズ、圧縮方式等作成者と配布経路
書庫テスト項目とCRCを最後まで読めるか実行ファイルの挙動
SHA-256照合比較元と同じデータか比較元そのものの信頼性
Microsoft Defenderスキャン現行の検出情報で既知の脅威を調べる未知の脅威が必ずないという保証
隔離した環境での確認本番データから影響範囲を分けられる不用意な実行が安全になるわけではない

LZHを解凍できない時の確認順

症状別の切り分け
症状よくある原因次に確認すること
Windows標準で開けないLZHが現行の標準対応一覧にないLZH対応ソフトから開く
Karuzipでも一覧できない未完了、破損、拡張子偽装入手元のサイズ・SHA-256と照合し再取得
書庫テストで失敗するCRC不一致、途中欠落、ヘッダー破損元を残し、信頼できる配布元から再取得
日本語名が文字化けする作成時と現在の文字コード差作成元のOSを確認し文字コードを切り替える
一部ファイルだけ出ない対象選択、パス安全検査、破損選択件数とエラー表示、一覧の項目名を確認
保存先へ書き込めない権限、空き容量、同名ファイルユーザーフォルダー内の空の保存先を選ぶ
解凍が遅い・止まったように見える大書庫、低速媒体、セキュリティスキャン進捗を確認し、空き容量と媒体の状態を調べる
  • 元LZHを削除・上書きせずに再検証する
  • 拡張子を.zipへ変えて解決したことにしない
  • 書庫テスト成功だけで中身が安全と判断しない
  • 文字化けした名前で重要ファイルを上書きしない
  • 入手元不明の実行ファイルやスクリプトを開かない
  • 修復をうたう不明なWebサイトへ機密書庫を送らない

LZHの解凍・開けない問題でよくある質問

LZHファイルはWindows 11で解凍できますか?

対応する解凍ソフトを使えばできます。Microsoftの現行対応形式一覧にLZHは含まれないため、Karuzipで.lzhのまま開き、書庫テスト後に全体または必要な項目を解凍します。

LZHファイルはWindows 10で開けますか?

LZH対応ソフトを使えば開けます。エクスプローラーで開けない場合は、Karuzipの「中身を見る」からLZHを選びます。拡張子を.zipへ変える必要はありません。

LZHをZIPへ変更すれば解凍できますか?

拡張子を変えるだけでは内部形式がLZHのままなので解決しません。.lzhへ戻して対応ソフトで解凍します。ZIPへ移行するなら、正常に解凍した内容を確認して別のZIPとして作成します。

LZHの解凍にインストール不要の方法はありますか?

オンラインサービス等はありますが、書庫を外部へ送信する方法です。KaruzipはインストールしてPC内で処理するアプリなので、導入不要ではありません。機密性と利用規約を確認して方法を選びます。

LZHから必要なファイルだけ取り出せますか?

取り出せます。Karuzipの一覧で対象だけを選び、「選択した項目を解凍」を使います。実測ではconfig/app.ini一件・111 bytesだけを出力し、元ファイルとSHA-256が一致しました。

LZHを解凍すると日本語ファイル名が文字化けするのはなぜですか?

古い作成環境の文字コードと現在の環境が合わない場合があります。元LZHを残し、作成元のOSや年代を確認して文字コード表示を切り替えます。正しい名前が分からないまま上書きしません。

書庫テストに成功したLZHは安全ですか?

安全性までは分かりません。書庫テストは項目とCRCを読み取れるかの確認です。入手元、SHA-256、実行ファイルの有無を確認し、必要なら元書庫と解凍先をウイルススキャンします。

LZHの圧縮率が100%でも壊れていませんか?

100%だけで破損とは判断しません。実測サンプルは-lh0-方式でデータを圧縮せず格納したため、圧縮済みデータ合計と元サイズが同じ792 bytesでした。書庫テスト結果も併せて確認します。

KaruzipでLZHを新しく作成できますか?

できません。KaruzipはLZHの一覧・テスト・解凍に対応しますが、LZH作成には対応しません。新しい共有書庫を作る場合は、相手の環境を確認してZIP等を検討してください。

LZHを解凍できない時は最初に何を確認しますか?

ダウンロード完了、入手元のサイズとSHA-256、拡張子偽装の可能性を確認し、元LZHを残して書庫テストを行います。破損なら信頼できる配布元から再取得します。

Karuzipで確認した条件

確認日
2026-07-31
環境
Windows 11(日本語)、Karuzip v1.3.0
標本
説明文、INI、SVG、NOTICEをLevel 0ヘッダーと-lh0-方式で格納した自作 karuzip-lzh-sample.lzh。生成スクリプト generate-lh0.mjsを保存し、第三者の書庫や実行ファイルは使っていない。
確認項目
951 bytesのLZHを開き、ファイル4・展開後792 bytes・圧縮済み792 bytes・形式Lzh・圧縮率100.0%・方式-lh0-を確認。書庫テスト成功。config/app.iniだけを選択解凍し、出力1件・111 bytes・元ファイルとSHA-256一致を確認。

LZH SHA-256 56DF77D8F56A6055783B2AC7466007D91191C27CEF7ECED1B1786097935805A8。選択解凍したapp.iniは元・出力とも 50BB0E77589CD9FE6EC84958EC83C1D136C140D3EC9B033E2F07A2BC29572150。別の読み取り実装でも4ファイル・元792 bytes・書庫951 bytes・テスト成功を確認。

根拠と更新方針

Windowsの操作、ZIP形式の仕様、Karuzipの機能を混同しないよう、判断ごとに根拠を分けています。

  • ファイルを圧縮および展開する | Microsoft Support support.microsoft.com Windows 11 24H2の標準対応書庫としてZIP、RAR、7z、TARが案内され、LZHが掲載されていないこと。
  • Supported formats | 7-Zip www.7-zip.org LZHが展開のみの対応形式として掲載されていること。新規作成と読み出しを分ける根拠。
  • Windows セキュリティで項目をスキャンする | Microsoft Support support.microsoft.com Windows 11・10で特定のファイルまたはフォルダーをMicrosoft Defenderでスキャンする公式手順。
  • LZHファイルとは | Karuzip karuzip.com Karuzip v1.3.0でのLZH一覧、文字コード、書庫情報、書庫テスト、全体・選択解凍とLZH作成非対応の範囲。

古いLZHを外部へ送らず、中身を見て必要なデータだけ取り出す

KaruzipはLZHの一覧、文字コード切替、書庫情報、書庫テスト、全体・選択解凍に対応します。広告やバンドルはなく、アプリがファイルを外部へ送信することもありません。

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