.AR は Karuzip で内容を確認し、解凍できます。 .AR は閲覧・解凍の対象です。Karuzip から同じ形式を新規作成する機能はありません。 検証範囲は「内容付き標本で検証済み」です。
.AR の対応状況
| 拡張子 | .AR |
|---|---|
| 種類 | 圧縮ファイル(Unix ar アーカイブ) |
| 解凍 | 対応 |
| 作成 | 非対応(閲覧・解凍のみ) |
| 認識方法 | 拡張子と内部形式を照合して認識 |
ARアーカイブと静的ライブラリの関係
ARアーカイブは、ファイルをメンバーとして順番に格納するUnix系の書庫です。一般的なZIPのような配布用書庫というより、開発時にオブジェクトファイルをまとめる用途で見かけます。
拡張子が「.a」の静的ライブラリも、内部にはAR形式が使われることがあります。このページでは「.ar」の書庫そのものを扱い、「.a」固有の確認点は別の形式ガイドで説明します。
KaruzipでARアーカイブを展開する手順
-
1
ARアーカイブをローカルに保存する
メールや配布サイトから取得したファイルは、ダウンロードが完了してからローカルフォルダーへ保存します。拡張子だけを変更してARにしたファイルは、正しく認識できません。
-
2
Karuzipで開いてメンバーを確認する
Karuzipを起動してARファイルを画面へドラッグするか、「ファイルを開く」から選びます。表示されたファイル名とフォルダー構成を先に確認します。
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3
必要なメンバーを選んで展開する
必要な項目だけを選ぶか、全体を展開して保存先を指定します。元のARファイルは変更されず、取り出した内容が指定先へコピーされます。
ARを開くと確認できるもの
一覧には、アーカイブに収められたメンバー名とサイズが表示されます。静的ライブラリの場合は、拡張子「.o」などのオブジェクトファイルや、シンボル索引に関係する項目が含まれることがあります。
取り出したオブジェクトファイルは、そのまま文書として読むためのものではありません。内容の解析や再リンクには、作成元と互換性のある開発ツールが必要です。
.ARを扱う目的と完了の確かめ方
静的ライブラリなどの構成メンバーを調べる
| 最初に見るもの | メンバー名とサイズを一覧します。通常の文書ではなくオブジェクトなどが格納されている場合があります。 |
|---|---|
| 取り出した後の確認 | 調べたいメンバーを取り出し、専門の解析ツールで確認できること。 |
| 同形式の新規作成 | この拡張子での新規作成には対応していません。必要なファイルを別の対応形式へまとめる場合は、用途を確認してZIPなどを選びます。 |
| 操作の境界 | 抽出はリンク・コンパイル・逆アセンブルではありません。取り出したメンバーを通常のアプリとして実行しません。 |
この形式は内容付き標本での確認があります。すべての圧縮方法や作成元の世代を確認した意味ではありません。
.ARのCLI操作例(この形式でのCLI実測ではありません)
CLIの操作名と引数は2026年9月12日にKaruzip 2.2.3の開発ビルドで照合しました(2.2.3は2026年9月21日公開)。現在の公式配布は2.2.10です。CLIは公式サイト版に同梱され、Microsoft Store版には含まれません。
karuzip-cli --json archive.inspect --archive ".\sample.ar"
karuzip-cli --json archive.list --archive ".\sample.ar" --max-entries 20
karuzip-cli --json archive.test --archive ".\sample.ar"
karuzip-cli --json archive.extract --archive ".\sample.ar" --destination ".\output-ar" --conflict-policy skip
sample.arは手元の入力ファイル名に置き換えます。 --max-entries 20は一覧の表示件数です。全体の内容が20件以下という意味ではありません。 保存先の親フォルダーは先に作成します。最後の新しい子フォルダーは解凍時に作られます。
操作の詳細はKaruzip CLIの6操作とJSON結果で確認できます。処理を続ける前に結果と終了コードを読み、失敗した操作を無条件で繰り返しません。
上のコマンドは操作の書き方を示す例です。公開しているCLI実行ログ(2.2.3開発ビルド・合成サンプル)の対象はZIP・7Z・TAR・GZ・BZ2・XZ・WIMで、この形式のファイルでCLIを実測した記録ではありません。
通常のARとthin archiveを区別する
GNU arには、メンバー本体ではなく元ファイルへの参照を保持するthin archiveがあります。thin archiveは単体で完結しないため、参照先が移動・削除されていると元のメンバーを復元できません。
ファイルが開けない場合は、拡張子が正しいか、ダウンロードが完了しているか、ARではなく別形式のファイルではないかを確認してください。拡張現実を意味するAR関連データとは別物です。
ARアーカイブのよくある質問
ARアーカイブはKaruzipで開けますか?
はい。Karuzipでメンバーの一覧を確認し、必要なファイルまたは全体を展開できます。内容入りのテスト標本で認識・一覧表示・展開を確認しています。
ARアーカイブと「.a」ファイルは同じですか?
「.a」はUnix系の静的ライブラリで使われる拡張子で、内部がAR形式になっていることがあります。ただし、拡張子と用途が異なるため、配布元やビルド環境も確認してください。
KaruzipでARアーカイブを作成できますか?
いいえ。KaruzipはARの一覧表示と展開に対応していますが、AR形式での新規作成には対応していません。作成や更新には、GNU arなど用途に合った開発ツールが必要です。
展開後の「.o」ファイルはどうやって開きますか?
「.o」は一般にコンパイル済みのオブジェクトファイルです。文書のように閲覧するものではなく、対応するコンパイラーやリンカー、解析ツールで扱います。
ARアーカイブが開けないのはなぜですか?
拡張子と実際の形式が一致していない、ファイルが破損している、取得が未完了、またはthin archiveの参照先がない可能性があります。まず配布元とファイルサイズを確認してください。
あわせて確認したいガイド
根拠と更新方針
形式の説明と Karuzip の対応範囲を混同しないよう、外部の形式資料と製品側の検証結果を分けて示しています。
- GNU Binary Utilities: ar形式プロジェクト公式資料
- Karuzip の対応根拠解凍対応 320 拡張子(動作検証 230・実機検証 12)の数え方と検証レベル
- このページの検証表示内容付き標本で検証済み。対応状況が変わった場合は、登録表と同時にページを再生成します。